あるがまま。
お昼ご飯の時に、ある入居者様が車椅子から今にも
ずり落ちそうな位お尻が座面の前まで行って・・・
「あっ 危ない!」と慌てて駆け寄るも???
おかしい、こんなに体が前へずれているのに???
車椅子ごと前のめりになるでもなく、更にずれるでもなく・・・
普通ならすぐにでも体を後方へ移動させ、即ヒヤリハットと
なるのでしょうが、その体勢のまま会話しても普通に話してますし、
両ふくらはぎはしっかり踏ん張っている為、程よい固さに。
お腹を触ると腹筋使って留まっていました。
これって・・・腹筋や下肢の力あるのに、腕の力がないんだと
やっとグズな介護者は気付き、ここで初めてお尻を後方へ移動。
足腰が弱くなったと思うと、どうしても下肢にばかり目が行きますが
バランスなんですよね。
今迄立って頂く事に目を向けていましたが、同時に行うべきことが
5日目にしてやっと見えました。
凝り固まった経験で事象を見てはダメだと、今日も教わりました。
もっともっと シンプルに 色んなもの削ぎ落として
あるがままを見る という単純で難解な事に尽きるのかも知れません。
これからも目の前の方の あるがまま を見ていきます。
ごめんなさい 体勢を中々直さなくて・・・
ありがとう 付き合ってくれて。感謝してます。