寿福の郷|サービス付き高齢者住宅・介護付き有料老人ホーム・住宅型有料老人ホーム|大阪市生野区・大阪府富田林市・奈良県大和高田市・大阪市平野区・奈良県橿原市|訪問介護・訪問看護・訪問リハビリ・居宅介護支援事業所・通所介護・福祉用具貸与

プロとして

雨が降ったり止んだり・・・散歩に行きたくても途中で降りそうでと 数日諦めている方もいます。このまま暖かくなってくれればと思う方も。 それでも、外は少しずつ桜も芽吹きはじめ、春の気配を感じます。 少しだけ暖かくなってきて、入居者様も動きやすくなったようで。 車椅子を自走する方、本当は誰かに押してほしいんでしょうけど、 自分で行きたい時に行って頂くには、やはり自走はして頂かないと・・・ そんな思いで対応しているので、必死の形相の入居者様を横目に 職員は通り過ぎ、「頑張って、もう少し」と声をかけるのみ。 そんな1か月を経て、今ではエレベーターも自分一人で乗ってきます。 頼れるものが居れば頼ってしまうのが心情。でも、頼りたいのに 出来ると言われてしまえば、頑張ってくれます。 中々動きにくい体を自分で何とか工夫し、今日も食堂に行きたいとこにと 頑張る姿・・・本当に頭が下がります。 横をすり抜けておきながら・・と思われるかもしれませんが、 手を出す事はいくらでもできます。でも、それでは何のために自分達介護職が いるのか?自分達が携われば携わるほど、本人の能力を落とす・・・ どう考えてもおかしいと思います。 本人の能力落として、財源使って、生きる目的をも失くさせかねない。 プロとして恥ずかしいと思っています。 自分でやっては欲しいけど、リスクもあって・・・介護職の本音かもしれません。 何もやらないのではなく、リスクを見抜く力が必要なんでしょうね? 手を出せばリスクが回避できるのではなく、今日抱えるであろうリスクを読んで 見極める。簡単な様で難しいですが、プロに求められる姿勢と思い、 今日もその責任をしっかり果たせるよう、頑張ります。 入居者様の頑張りには、全く届きませんが・・・